仕事をしない医院経営
永遠に歯科治療をしなくちゃいけないのか?
おそらく多くの歯科医師である皆さんはこの問いを考えたことがあるのではないでしょうか
では、昨今のコロナ禍のような未曽有の大感染時代に将来をどのように考えなくてはならないのでしょうか?
通常の企業経営として考えてみる
歯科医院経営は特殊な業種です。
通常、中小企業の経営のゴールは売却か上場です。もしくは自ら会社を閉める…つまり廃業です。この3つしかありません。
まれに後継者が家族だったりすることで承継することも可能ですが、開業時に経営的・計画的に事業承継を考えることは考えられません。
ですので、歯科医院経営の場合、ある程度潤沢な資産を貯蓄することが出来れば、患者情報とノウハウと共に売却することが最も効率が良いのではと思います。
野心的経営の末路
歯科医院経営者の多くは、志し高く、複数の医院経営をすることを利益と自己肯定のために目的とする場合があります。
これは非常に楽しい経営スタイルではありますが、通常の企業などと違い開業することを目的とする歯科医師が多いこの業界では常に流動的な人材に悩まされることも多いはずです。
さらに、歯科経営者の多くは経営を学んできたわけではありませんから、その基本的なノウハウにも苦労します。すべてが自己流というのは、若いうちは元気よく挑戦していられますが、だんだん活力も弱まり、教育や仕組化にも疲弊し、なんとなく経営できているからいいじゃないか…というようになってしまします。
で、スタートに戻りますが、患者数に恵まれて十分な預貯金を残せて、いつでもリタイヤできるのであれば問題はないですが、そうはいかない先生も多く、それではこれからあと10年、20年どうやって環境と状況を変え、明るい未来を作っていけるか?という相談が増えてきたので、それを書いていこうと思います。
2020年10月12日記述
続きは明日
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