ダメな歯科医院経営者の特徴
今回はかなり辛口以上の激辛です。キャロライナリーパーくらい激辛なので、粘着質な人や怒りっぽい人はこのままブラウザバックして下さいませ。ご意見無用ですので閲覧注意案件・グロ禁止、自己責任とさせていただきます。
何を以てダメな歯科医院経営者というか?
これは大きく分けて2カテゴリーに分かれます。
この段階ではダメ、良いという意味ではなく、そのような人物(タイプ)に分別されるということです。あくまで『経営者』という視点でですから『ダメな歯科医師』という訳ではありません。
1.シングルタスク歯科医院経営者とマルチタスク歯科医院経営者
歯科医院経営者の多くは開業します。ですが、「経営者になりなくて開業する」という方は多くはありません。
・結婚するから…
・地元に戻るから…
・親の歯科医院を継承するから…
・年齢的にもなんとなく…
・開業しないと恥ずかしいから
・兄弟が医者だから
というのが最も多いでしょう。
これ以外もありますが、本件では割愛しますが、上記の理由で開業される方の多くはシングルタスクを得意とする方が多いのではないでしょうか?
・1つのことに集中するのが好き、得意
というのが、まさにシングルタスク属性の強いところなのですが、このシングルタスク・タイプ(面倒なので以下、STタイプとします。)、メンタルが弱い・プライドが高い・劣等感がハンパないケースが多いです。
実は周囲に「アイツ勉強はできるけど頭悪いよな・友達いないよな」と思われていても必死に気づかないように振舞ってみたり、良く見られようとするタイプがこのSTタイプです。
誰かに有益なことを教えてもらっても「知ってます」みたいな見栄を張ってみたり、これがSTタイプに多く見られる傾向です。さらに彼らに業者はこれらのSTタイプはおだてれば何でも買うので悪いことは言いません、裸の王様ですね。
これでイラっと来たらアナタは立派なSTタイプです。複数タスクを同時処理できないタイプです。
ただ、結局のところ治療が上手なのもこのSTタイプなのです。
全体的に集中力があり、好きな事にはとことん集中できるので、勉強する・研究することには苦労を苦労とも思わないSTタイプは、歯車が合えば大成功します。
ただ、歯車があっても「俺がスゴいからだ」と勝手に鼻息を荒くしますが、そこを「じゃぁ、何がすごくて、どう経営戦略を立てたの?」と聞くと頓珍漢な「治療が上手いから」などと答えを返してきます。
キャバクラではモテ勘違いしますし、メンヘラ女子しか近寄って来ません。
ですが、郊外の開業では成功率が高いのもこのタイプです。なぜか?答えは簡単。競合が少なくて土地代が安く、車社会で導線だけで集患が可能だからです。
さらに郊外ではほとんど歯科医院をすぐに変えてしまうというようなこともありませんから。
・広く浅くドリーマーなマルチタスク
マルチタスク・タイプ(以下、MTタイプと言う。)は、治療の技術や自分の専門的な技術のみを深めるというよりは、≪ 好きなことで成功したい、名声を得たいタイプ ≫と言えます。
インプラントが好きだ、これを極めてポルシェ乗りたい!とか、Youtubeでも有名なイケてる先生になりたい!
「もっと俺を見て!!」
と、いうタイプです。
このMTタイプはお話も上手で、スタッフにも気が利きます。でも以外に治療ミスや小さな失敗が多いのですが、持ち前のポジティブさで乗り越えてしまいます。
相手のミスにも「出来ない人の気持ち」という広い心も持ち合わせているので、上手にやればスタッフが成長して衛生士枠だけで大きく収入を上げる仕組みづくりが出来たりとしますが、逆に言えば治療があまりお上手とは言えなかったり、お金の面でもけっこうジャブジャブ遣ってしまったりで税務調査で苦労される方も多いのです。
ただし、分院展開がとても上手で1人でコツコツやるより、スタッフから多く愛され、企業のように適度に分院展開。毎年全国はセミナーで大忙し、それらのマイルで夏と冬は海外で…なんていう先生もいますが、50歳を過ぎると少し疲れてきて、周囲の新しい歯科医院に追い抜かれ…FIRE出来ずに破産した…という方も多いのです。
STタイプは諦め派?騙される派?
結論から言うと、STタイプは堅実で勉強熱心ですが、逆を返せば頑固でバカなので、上手く行かなくても常に何かのせいにしながらやっていくので、若いうちはいいですが50歳を越えると、
「もしかしたら、俺、経営センスないのかな」
と、気づき始めます。もう遅いですね。うつ病っぽくなる人もいます。
昭和気取りの上から目線のスタイルは今更変えることは出来ないですから結果としては現状のまま、たまに増患対策をして騙し騙し老後の貯金を確実に投資していくしかありません。
いくら技術に自信があってもそれを周囲に伝えることが出来なければ、この時代、生き残っていくことは出来ないのです。
資金調達も簡単ではないですから、手持ち資本で巻き返しが出来ればいいですが、残念ながら経営センスと実力が低い場合、再就職となることが多いようです。
人数は減ったものの、毎年2000人以上が歯科医師になって参入してくる訳ですから心配ですね。
消えていってくれる歯科医院経営者も比例してくれれば少しは不安もしのげるのでしょうが…。
・歯科医院経営者あるある。
「それ、昔やったけどダメだった」っていう人
たまに何の拍子か我々のような本当のコンサルタントに相談を持ち掛けてくる人がいます。
そもそも、この手のタイプは始めから安かろう悪かろうセミナーで、キツネ顔やイタチ顔の、ノウハウ買いましょうセミナーや、ウチの商材を買えば大丈夫セミナーで喰われまくったお茶の出がらしのような方が多く、最後まで喰われていればよいのに、当社に相談来ちゃうんですね。
で、当然こちらは本物の経営サポートコンサルタント(まぁ、コンサルタントなんて言ったもん勝ちなんで僕自身も偽物と言われればそうかもしれませんが…)なので、当然、過去・現在をヒアリングする訳です。自分の商材やノウハウなんて説明しませんし、売りもしません。
そもそも医院状況と歯科医院経営者が当社からコンサルティングを受けられるだけの最低限の常識、最低限の可能性、自分自身が経営者として未来を変えよう・自分は変わろう!と決意ある人じゃないと歯科医院は変わらないんです(なんか導入して経営が変わるわけないでしょ?そしたら日本で倒産する会社も歯科もないでしょ?銀行が200%融資してすべての会社や歯科を成功させるでしょ?)。
で、少し増患対策で行った内容などを聞くとだいたい、
「今まで行ったかもしれませんが、〇〇のような手法は行ったことありますか?」
と聞くと200%、
「あぁ、それね?前にやったけどダメだった」
「ほう、何回くらい…」
「1回」
「……(やれやれだぜ)」
どこの会社に達成すべき目的に対して戦略的な戦術をたった1回やっただけで答えとするバカがいるんだよ…。ラーメンだって1回目は「そんなに美味しくない」と思っても3回食べたら「ダメ…ではないかな?」ってなりますよ。違う結果も出ますよ。
はっきり言います、これが当てはまるアナタに。
1回行っただけのキャバクラで、その店の良し悪し付けてるようじゃ、
男としては3流以下ですよ。
ってことです(へライザー的に)。
結論から言えば、STタイプもMTタイプも人に騙されやすいです。
経営者として本質を見抜くチカラを育ててないので、表面的な商品の良さだけや、セミナーですごく良いと思っても自分の医院で活用するスキームをまるで考えていないから失敗します。
だって、誰もが知っているあのセミナー、みんな参加しているのに、ほとんど上手くいっていないですよね?
やってないから?出来ていないから?
いいえ違います。
経営はセミナーに参加して、セミナーのコンサルが書いている本買って、DVD買って、その通りやってみて成功したという事例はクッソ小さいスモールビジネス以外、聞いたことがありません。
孫正義がセミナーに出席してますか?
柳井正がDVD買って経営を勉強していますか?
だったら、
P・F・ドラッカーでも、
マズローでも、
ポーターでも、稲森和夫でも、せめて松下幸之助でも
それらの本を10冊は読みましょう。
自分のどこがダメか知ることから始まる
・経営が下手⇒どこが下手?
・治療、患者との関係性
・患者が来ない
・スタッフ教育
・スタッフが協力的じゃない
・自費治療の促進方法
・ホームページやばい
・人間的にやばい
スタッフに怒鳴る
→人間的に余裕がない
→退職するからコストがかさむ
ケチくさい
→掛けるべきところに金掛けない
→患者や従業員に伝わるから人が離れる
清潔感がない
→体臭がする先生の治療は下手
→髪がボサボサ=治療も雑
・ビジョン、計画性がない
勤務する意味が見いだせない
→人を評価できない
→評価基準を作れない
→社会人、リーダーとしてダメ
・奥さんがわがまま
→え?歯科知識ないの?
→あなたがラスボスですね?
→触らぬ妻に祟りなし
※言われたことだけやっていればお給料は貰えます。
・やたらSNSに載せたがる
→何の入れ知恵?
→私の個人情報上げられるの嫌だな
→楽しくないけど楽しそうにしよ
→辞めたら消してくれるのかな?
→またセミナーで感化されてきたよ!怒
→誰がこれ見てんだよ、フォロアー少ねぇよ!
まず、自分が≪根拠なく良いと思っている≫ヤバめのバイアスが何であるか気づきましょう。
そして、やたらめったら、友人の真似をする人が多いですが、根本的にその友人も誰かの真似をしていますが、結果として誰もそれで結果が出ていないことが多いです。
得意にホームページにおけるアナリティクスとSNSにおけるインサイトを同じ感覚で観ている人はかなりおバカさんです。市場が違うのに数値の呼び名が同じだったり似ているから同じと思うのは、「むし歯はすべて同じ」と思っている患者と同じなので学びなおしましょう。
基本的に、都内においても2018年以降の開業した歯科医院経営では≪普通に普通のことを、奇をてらって訳の分からないことをしなければ≫1日20人~30人は来院者があります。
それ以下のところは、何かしら問題か解決すべきマイナス要素か、歯科医院経営者に問題があります。
スター属性のない院長は居抜きで引っ越してもムダ
残念ながら一定数いるのがこのタイプ。
今までの医院がどうしても良くないから場所さえ移れば今よりかは良くなるだろう?と思って移転・居抜き開業をしようと思っている先生、ちょっと待ってください。
もともと、今の医院は理由はなんであれ、ここでやろうと決めたのはご自分ではありませんか?
であるならば、
何を以て次の場所が成功するのでしょう?
人生チート・モード(何をやっても上手くいかない)歯科医院経営者は一定数います。
・時間通りに診療しない
・勉強しない
・電話に出るのが遅い
・スタッフになんでもやらせる
このような歯科医院経営者と、その人が経営する歯科医院はなぜかドンヨリしています。負のオーラが立ち込めています。
病院や歯科医院は、痛い・つらい・なんとかしたいという想いと痛み、そして念を持ってくる人がいる場所ですから、日常的にだらしないとヤバいモードになります。
そうなると、次のステージにもしっかりそれは引き継がれますから、どんなに場所を変わっても、新規開業しても倒産します。
実際に何人もそのような先生を見てきていますから。
まずは、紳士で常に周囲に感謝し、愛される人を目指しましょう。
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