開業後の集患につながる「開院チラシ」とは

昨今の歯科医院の開業では、大小にかかわらず内覧会は比較的ポピュラーなものになりました。
確かに、まだまだ古いお考えや「宣伝的なことはケシカラン!」という先生もいらっしゃいますが、医療広告ガイドラインすら改正される現代で、開業時に診療圏内の地域の方に医院の治療方針や院内見学も行わないというのは、インフォームドコンセントの見解から考えると、患者の知る権利、自己決定権、自律の原則を尊重する行為を考えていないとも考えられます。

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さて、始めたいと思います。

こんなことを書くと偉そうなんですが、

歯科経営は最低限度として、

・患者への治療説明と理解度を得る(信頼
・患者との長きに渡って関係を構築する(治療とメインテナンス
・健康な口腔内の維持(予防と健康

ではないでしょうか?

であれば、正しい医院情報をしっかりと伝達する上でも、開業時の内覧会やホームページの重要性、自由診療においては矯正歯科相談会やインプラント治療相談会は歯科経営と患者満足度において、行うことが当たり前で、患者サイドからすれば情報を発信していない歯科医院に治療を任せることのほうが危険とさえ言えます。

逆に言えば、予約もしないでホームページも見てこないで、

「飛び込みなんですけどインプラントやって下さい!」

なんて患者さんがいたら受けられますか?歌舞伎町のホストがケンカをして歯が抜けたと言って突然インプラントやってくれと治療に来たという話は聞いたことがありますが、普通に聞いたらヤバいと思います。

さらに、
例えば昔から評判の腕の良い先生が、もはや今は老眼で…でも、マイクロスコープも使わないで裸眼で根幹治療を行うことに、今も腕が良い、信頼できるというのなら、きっとその昔から評判の良い先生は攻殻機動隊のバトーさんと同じく目を義体化してるとしか思えません。

もっと言っちゃえば、
ホームページが古くてレスポンシブ・ウェブデザイン化もされていない、セキュリティが施されていない(SSL化されていない)http://のままのサイトの歯科医院なんて恐ろしくてホームページを見るのも危ないです。ウィルス感染する恐れがありますからね。言ってみれば、歯科医師がマスクとグローブなしで治療すると同じくらい怖すぎます。

半年後もチラシを持って来て下さる患者さん

本題に入ると、開業時のチラシは10年前とまったく掲載内容は異なります。
むしろ2年前ともまったく違います。
そりゃあそうでしょう、この新型ウィルスが蔓延している世界や日本において10年前と同じ施設と設備と内装で開業する先生も居抜きじゃない限りいないと思います。

だから、せめて感染症対策をしているかどうかは、開業チラシでは最低限の内容になります。

・口腔外バキュームはありますか?
・ユニットはセパレートされていますか?
・空気清浄機などはありますか?

お子さんのいるお母さんから、お年寄りの方までしっかり読める字の大きさで、分かりやすく直感的に理解できるプロが作るチラシを作らないと患者さんは集まりにくいのです。

・駐車場はありますか?
・靴のままでOK?
・カード、キャッシュレス対応?
・ネット予約はできますか?
・ホームページはありますか?

これを読む皆さんは開業の成功、患者さまが来院くださる歯科医院を目指しているのであり、内覧会の成功はプロセスでありゴールではないと思います。

患者さまに信頼をされるためのチラシは半年後でも反響を感じられます。
患者様に信頼を得るために内覧会、チラシは医療従事者として真摯にスタイリッシュに作るべきです。

まちがっても「キャンペーン」など書いてはいけません。

頭の悪いコンサルに騙されるな!

内覧会の専門業者だからこそ断言できます。

「1000人は来て当たり前」

なんて仰るコンサルタントがいますが、

「頭わるいな」

って思います。
確かに1000人が内覧会に来られるケースは多々ありますが、ぶっちゃけてその1000人って、どれだけ医院情報を正しく得てお帰りになりますか?

おいおい、まさかどっかの業者みたいに、歯ブラシ渡して風船渡した人数をカウントしてるんじゃないだろーな?チラシ手渡したのをカウントしてるんじゃないだろーな?
だったらウチは毎回2000人は余裕で超えてるんじゃないか?

おそらく皆さん、開業時には平均的にユニットは3~5台と言ったところじゃないでしょうか?
であれば内覧会時に予約獲得は26件~50件が妥当です。それ以上の予約は無断キャンセル率が上がります。

あと、ホワイトニングなどのフック商材で集めた患者は質が悪く、治療にはつながらないので注意が必要です。
審美治療に力を注ぐのであれば別ですが、通常の保険診療を行い、自費治療を高めていくスタイルであるのなら、昨今の内覧会は数ではなく質です。100人くらいの来院者にゆっくりと説明や歯科相談を行いながら内覧会をするスタイルが正しいです。

感染症が蔓延するこの時代に、ユニット3~5台のクリニックに1000人集めて何がしたいんですか?開業時にクラスターでも起こしたいなら別ですけど。

現在の歯科医院の開業で行列が出来る内覧会を行えば、

「あそこの歯科医院はヤバい」

とクチコミだけは広がるでしょう。Googleのクチコミにネガティブコメントを書きまくられて、開業時からオワコンになること間違いないです。

派手にやらない、医療特化した内覧会を

スーパーやドラッグストアを開業するならともかく、歯科医院を開院するのであれば医療特化した内覧会・見学会、そして相談会を行うことをお勧めします。

開業のチラシには、先生のお顔と経歴をしっかり掲載しましょう。
もし、小さなお子さんがいらっしゃるなら奥様と3人で写真を掲載するのも良いです。開業の時の思い出にもなりますし、小さいお子さんがいる先生なら何よりも小児歯科のイエスが獲得できます。

特に小さいお子さんがいる親御さんは、

「小さい子を嫌がる先生は多い」

とイメージされる方がけっこう多いのです。ですので家族で写真を掲載するのはとても反響と開業後のレスポンスが高くなります。
小児を苦手とされないのであれば、直感的にお子さんを任せられるイメージを含めるチラシ作りは重要です。

さらにお母さんは(女性の方に多くお言葉をいただくのですが)、お子さんを診てもらってから自分が行くべきか判断されることも多いのです。
当たり前なんですが、お子さんのバックには常に3人の患者見込みがいると思って間違いはないです。そこにアプローチを準備しないのは非常に機会損失であると言えます。

この時代、お祭りみたいな内覧会は質の低い患者を集める好材料にしかなりませんし、他の先生から凄く嫌われます。新規指導を考慮する上でも、粛々とした歯科医院であること以上の内覧会を勧めます。

それに、
普通にデンタル・リテラシーや医療を大切に考える良質な方は、

「こんな時代にそこまでして患者が欲しいのかね?」

と思われるだけです。気を付けましょう。

 

成功よりも失敗しない開業を

歯科医院の開業は、成功よりも失敗しないことが大切です。
本当に良いコンサルタントを付けて増患・集患対策、スタッフ教育まで行ってくれるなら話は別ですが、客寄せパンダのイベントは失敗すると目も当てられません。

以前、大きな駅に入る超好立地のテナントに分院展開をされるということで内覧会を依頼されたのですが、

「内覧会は人数、客だけ集めてくれればいい」

と言われたのでしっかり断りました。
後にも先にも患者さまを「客」と言われたのはこの時だけです。

結果としてどこかの業者に依頼をされたのですが、大きな駅ですのでよく目の前を通るのですが、いつも患者さんはいませんね。ちょうど2年ほど経つのでそろそろ居抜きで出るんじゃないかと思っています。

まぁ、実際お請けしても、その場所は立地が良すぎて内覧会には不向きのテナントでした。むしろ内覧会などやらないで、そのコストをチラシに掛けた方がよっぽど患者さまを獲得できたのではと思います。

内覧会はあくまでも患者獲得のための戦略的な戦術の1種であり、やれば患者が獲得できるというものではありません。開業する場所、土地柄、人柄、環境分析もせずに内覧会を行うのは六本木でキャバクラ巡りをするのと同じです。お金の無駄です。なんか遊んだ感は得られますけど。

今回はすぐにアンチコメントをお寄せいただけるような内容なので、すぐにこの記事は削除しますが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。笑

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